エッセイ46 (2017年4月25日著)
あなたの幸せの答えは、あなたの内側にある。
私、加藤優、は、あなたが内側の精神世界を探索し、
その答えにたどり着くためのガイドである。
著者:加藤優
第九章:加藤が提供しようとするもの Part3:全ては、魂との融合のために
あなたが、私のような者(ヒーラー、霊的伝道者)に接点を求めるのは、あなたが何がしか、行き詰っているような感覚を味わっているからなはずです。「何かがうまくいっていない」、あなたは、そう感じているのではないですか?
あなたは夜ぐっすり眠れずに困っているのかもしれません。あなたの家族がフラストレーションを抱えていて、家庭内でいつも誰かがイライラしている現状に辟易しているかもしれません。あなたは、何に打ち込んでいいか分からずに、方向感を失い戸惑っているかもしれません。周りの人に理解されていると思えず、不安で怯えているかもしれません。自分が至らないせいで、あなたの親が不幸せであると、罪の意識に潰されそうに感じているかもしれません。あなたの子供に悪影響を与えているから、自分は親として失格だと、自分を責め続けているかもしれません。そういった痛みや苦しみを感じていなくても、あなたは、「私は、本来あるべき自分ではない」と感じていて、本当の自分を探そうとしているのかもしれません。あなたは、抜け穴の無い袋小路に陥っているような感覚を味わっているので、そこからどうやって抜け出そうかともがいているのではないでしょうか?
あなたが、もし、上記のいずれかを感じているのなら、私は、このエッセーで、私の確信したヒーリングの原理を、あなたにお伝えしているのです。
あなたの内側奥深くに黄金が眠っている。それは、常に神聖なる閃光を放っているが、普段、あなたはそれに気づくことは無い。それを忘れ続けている限り、あなたは、あなた自身をまるで、水栽培されているヒヤシンスの球根であるかのように感じる。水を得て生きてはいるけれども、大地に根差した力強さが無い。そんな感じで、あなたは自分を脆弱に感じる。
それを乗り越えるには、あなたは、内面の黄金(魂)に近づき、それに触り、それを感じ、それを飲み込み、あなたの全身に浸透させていけばいい。そうすれば、あなたは、本来感じるべきであった全体性と無限性を取り戻し、苦しみや不安から解放される。そのように、あなたは、あなた自身の力で癒えるのです。
あなたは、本来のあなた自身を取り戻すことで癒えるのです。誰か別の人の力があなたを癒やすのでは無い。その意味で、はっきり言って、「ヒーラー」などそもそもこの世に存在しません。私は、あなたがあなたのの魂を呼び起こし、魂と融合するきっかけを与える「触媒」として存在しているのです。
レイキや気功などのヒーリングの技術があなたを治すのではありません。私は、あなたが本当の自分を取り戻すための「きっかけ」であり、ヒーリングの技術も、そのための「きっかけ」であるべきなのです。
私との個人セッションとは、あなたを「治す」ためのものでは無く、あなたが魂と融合するための、瞬間と場を提供するものなのです。あなたは、私という存在を参考資料もしくは、触媒として利用し、あなた自身の魂に接近します。
私が提供するワークショップは、その全てが、あなたがあなたの存在の本質・本性を体験し魂との融合を果たすことを、目指しています。いかにすれば、自我の支配を超越できるのか?善悪を区分する二元的思考を脱却し、非二元的思考(純粋意識。もしくは統一意識と呼ばれる、精神が覚醒した状態)に入るにはどうしたらいいのか?個々のワークショップにおいて、それらの問いについて、様々な切り口で掘り下げていき、その過程で、あなたは、あなたの本質を深く味わっていきます。
私は次のタイトルのワークショップを準備しおりますが(一部は既に提供を開始している)、Metaphysics
101、Beyond the Ego、Embracing Yourself、Be Happy、Non-Duality、それらは、全て、あなたが無限性と永遠性を取り戻すようにデザインされたものです。
私は、癒やしの技法であるレイキを教えていますが、皆様に是非、次の点をご理解いただきたいです。私は、レイキを普及させることを目指しているわけではありません。私は、あなたにレイキを覚えて欲しいのではありません。そうではなくて、私は、あなたに、あなたの存在の本質、本性、魂を体験して欲しいのです。そのために、レイキを利用して欲しいのです。レイキをマスターすることが、あなたのゴールなのではありません。レイキを利用し、あなたがあなたの魂に接近することがあなたにとってのゴールです。
魂に接近するためのきっかけとして、レイキは素晴らしいものを、あなたに提供します。レイキのエネルギーは、あなたの霊的本質からもたらされたものです。ですから、レイキのエネルギーを活性化させる瞬間、瞬間、あなたは、魂とのアクセス(接点)を持ちます。私は、私の生徒を、その接点の中へと彼ら自身を委ねるように、誘導、訓練するのです。個々のレイキを行う機会において、そのヒーリングをあなたが制御しようとするのではなく、ヒーリングのその「場」が醸し出す、フロー(流れ、誘導)に、あなた自身を委ねるように指導します。そういった経験を通じて、あなたは、「本当のあなた」の味わいを深めていきます。
私は、ヒーリング技術としてのレイキにはあまり注目していません。あなたの存在の本質の一部が、物理的リアリティーにおいて具現化された時、それが生体エネルギーとして三次元の世界で表現された時に、その一部の波動バンド(波動領域)を、「レイキ」という名前を付けているのです。あなたの魂が地球そのものであるのなら、「レイキ」とは、海洋の表面に立ち起こった一つの波のようなものです。私は、個々の波に注目しているのではなく、地球のポテンシャル、すなわち、地球が太陽から受け取る熱量と、自身の地熱が持つ熱量が、いかに大気を動かし、いかに海洋を動かし、その相互作用がいかに、地球の生態系を維持しているのに役立っているかのような、巨視的なダイナミクスに注目しているのです。
あなたの霊的本質の一部が具現化されたものが、「レイキ」と呼ばれるエネルギーである以上、「レイキ」のエネルギーがどれだけ、クライアントのエネルギー的状態(オーラやチャクラの状態)を改善出来うるのか、その効能は、「レイキ」の波動そのものにかかっているというよりは、あなたが、どれだけ、霊的本質にアクセス(接点)を持っているのかが、はるかに重要です。あなたが深く広いアクセスを持っているのなら、より高周波の「レイキ」のエネルギーを実現化させることが出来ます。
この意味においても、私は、「レイキ」そのものに注目しているのではなく、あなたがどれだけあなたの魂に接近しているかを、注視しているのです。
そして、再三、このエッセーで指摘した通り、「レイキ」そのものが、とある人を「癒やす」のではありません。あなたが、レイキを誰かに施し、その人が癒やしを経験するのは、その人が、レイキを通じて、あなたという人間の根幹の本質を味わい、あなたの本質が、その人の本質を喚起するからです。その人は、その人自身の奥深くにある本質、温かさや包容力に触れることで癒やされます。「レイキ」は、その人が自身の霊的本質に触れる「きっかけ」なのです。
誤解して欲しくないのですが、私は、技術としてのレイキを否定しているわけではありません。しかし、私の着目点は、そこに無いと申し上げているのです。
この点について、聞く人を鳥肌立たせるような歌唱力を持つボーカリストの喩えで、説明します。例えば、全盛期のホイットニーヒューストンやマライアキャリー、彼女達の歌が、我々の心を揺さぶるのは、彼女たちは、歌にのせて、個々の人間性を丸ごと我々にぶつけてくるからです。歌を通じて、彼女達の「いのち」そのものが表現されているように、感じられる。だからこそ、彼女達の歌は我々の心をわしづかみにする。
ここで、私が注目するのは、彼女達の歌に乗せられた、彼女達の「いのち」であり、私は、彼女達の「ヒト」を丸ごと味わおうとします。彼女達の「いのち」に同調した瞬間、私の「いのち」が感動で震えているのが分かります。私は、彼女達の発声について、音程の正確さや音域の広さや声量、それらをうんぬんかんぬん議論する気は全くありません。私は、彼女達の歌の奥にある、彼女達の人間の本質を見ているのであって、発声の技術を注目しているのでは無いのです。むしろ、あなたが発声の技術にこだわるのであれば、そもそも、彼女達の歌を、心から楽しむことが出来なくなるはずですよ?違いますか?
この喩えにあるように、私は、技術としてのレイキにはあまり注目していません。あなたが、レイキを提供する際に、どれだけあなたの「いのち」が開示されているのかを注目しているのであって、技術そのもの、例えば、いついかなる時にどのレイキシンボルを活用しているかとか、クライアントに手を添える手順は正しいかどうか、ということには、あまり注目しません。
一人の人間の本質が、もう一人の人間の本質に触れ合ったとき、一人の人間の魂が、もう一人の人間の魂が触れ合ったとき、一人の人間の存在という奇跡が、一人の人間の存在という奇跡に触れたとき、到底言葉では説明できない、神秘的な変化が自然とおき、それが癒やしとなるのです。ぶっきらぼうに言えば、技術が人を救うのではありません。本質と本質、魂と魂、奇跡と奇跡、その触れ合いが、人を救うのです。
例えば、あなたの5歳の息子さんが学校で友達から嫌がらせを受けて、今、あなたの目の前で泣いているのであれば、何が彼を救うのですか?あなたの話術(技術)が彼を救うのですか?どんな言葉をかければ、彼が前向きになれるかと考えあぐねて、口にした言葉が、彼を助けると思いますか?違いますよね?あなたが、あなたの心を開いて、あなたの心の温かさに、彼が直接触れ合うと、彼は自然と泣き止みますよね?技術が彼を救うのではなく、本質(心の温かさ)が触れ合うことによって救われるのですよね?違いますか?
結婚10周年の記念日に、あなたを喜ばすのは、あなたのご主人が気の利いたレストランを予約してくれたことですか?それとも、花束を用意してくれたことですか?それらがあなたを嬉しくさせるのは間違いありませんが、あなたを震えるほどに嬉しくさせるのは、彼が「お前と一緒だったから、ここまでやってこれた。俺はお前と一緒になって良かった」と、彼が本心として、感謝を吐露したときに、あなたがそれをしっかりと感じるときのはずです。彼の心とあなたの心が触れ合い、彼の感謝が直接、あなたに流れてきたときに、あなたは感動するのです。
繰り返しますが、技術は人を救いません。心の触れ合いが人を救うのです。心と心が触れ合うためには、あなたがあなたの魂と融合している必要があります。魂は、全ての存在の意識が折り重なったフィールドであり、我々は魂同士の繋がりを経由して、深い心の触れ合いを体験するのです。
私は、あなたがあなたの本質を実感し、まずは、あなたがあなたの内面で、温かい触れ合い(あなたの意識と魂の間での)を体験してもらうのを目指します。それが出来れば、あなたは、あなたの愛する人達との、魂のレベルでのつながりを実感できるようになり、彼らとの心と心の触れ合いを経験し、深い幸せを味わっていきます。私は、あなたがそんな触れ合いを得るための、きっかけであり、触媒なのです。あなたが、あなたの魂を体験するために、私を、魂という故郷へ向けて飛翔する渡り鳥のパートナーとして、利用してもらえれば、私として、これほど幸せなことはありません。
どうか、あなたの内側に、素晴らしい「いのち」の輝きが、その両手を広げて、あなたを迎え入れようとしていることを、忘れないでください。
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