エッセイ45 (2017年4月25日著)
あなたの幸せの答えは、あなたの内側にある。
私、加藤優、は、あなたが内側の精神世界を探索し、
その答えにたどり着くためのガイドである。
著者:加藤優
第七章:加藤が提供しようとするもの Part1:根本的発想の違い
多くのエナジーヒーラーや気功療法師が提供しているものと、私が提供しようとしているものは、その着眼点や発想において根本的に違います。
それを、まずは、喩えで説明しましょう。あなたが、現在、6畳一間で、キッチン付きのアパートに住んでいるとしましょう。そのキッチンで水漏れが発生し、周囲が水浸しになり、布団すら敷けない状況になったとしたら、それは一大事ですよね?あなたは、配管工を呼んで、水漏れを治そうとします。
この喩えの中での、配管工が、エナジーヒーラーや気功療法師に相当します。配管が、エネルギーシステム(チャクラ、オーラ、経絡)に相当します。配管工が、配管の詰まりを無くすように、ヒーラーや気功療法師は、あなたのエネルギーシステムの詰まりを改善します。これが、世間一般で行われているヒーリングです。
ここで、あなたが、超巨大な屋敷に住んでいるとしたら、どうでしょう。アジア大陸全土に広がり、部屋数が1000京(京:数の単位で兆の一万倍)あり、キッチンの数が5千兆ほどある、超巨大な屋敷を、あなたが所有していて、そこで一人で住んでいるとします。その5千兆あるキッチンの、ほんの一つのキッチンが水漏れを起こしているとします。
まず、あなたはその水漏れに気づくことはありません。仮に気づいたとしても、あなたは、それを直そうという発想にすらならないかもしれません。なぜなら、いくらでも変わりのキッチンはあるし、今後百年水漏れが続いたとしても、水漏れのダメージを受けるのは、1000京ある部屋の内、10程の部屋でしか過ぎないからです。あなたは、それを直したいと思うかもしれませんが、この状況下であれば、その水漏れがあなたの生活を脅かすものではありません。それが「一大事ではない」ことは確かなはずです。
私が提供しようとしている癒やしを、この喩えにのっとって説明します。あなたは、実は、部屋数1000京ある超巨大な屋敷に住んでいるにも関わらず、なぜか、そのうちの一つの部屋に固執し、そこで寝泊まりし、その部屋だけをあなたは所有していると盲信しているのです。そこの部屋に隣接するキッチンで水漏れが発生した際、あなたはパニックになります。
そこで、私は、その水漏れを直そうとするのではなく、私はあなたの手を取り、廊下に連れ出します。そして、隣りの部屋も、向いの部屋も、あなたの部屋であることを告げます。一つ、一つの部屋を訪ねて、それらが全てあなたの部屋であることを教えます。地平線の向こうまで伸びているあなたの屋敷の廊下、あなたの視界一杯に広がる巨大建造物の全てを、あなたが所有していることを納得すると、一つ目の部屋の水漏れがどうでも良くなります。水漏れに関する、あなたの不安は霧散していって、やがて、あなたはそのことを忘れて、安心して眠れるようになるのです。
私は、あなたの個人的顕在意識が、あなたの魂と融合するのを助けます。あなたが、あなたの本質、本性、魂とあなたが一体化すると、あなたは、あなた自身を、無限で永遠の存在だと、実感により、納得できるようになります。
このとき、「私は無限だ」と信じ込むことで、なんとなくそれを感じるのではありません。実際に五感のレベルで、空間的に自分が拡散していることを感じ取って、自分が無限の存在であることを、納得できるようになるのです。あなたが、あなた自身を無限で永遠の存在だと納得すると、これまで、問題だと思えてきたこと(例:失恋、失業、不妊、家族の無いこと、等々)が、些末で、大したことが無いように思えるようになります。
つまり、私は、あなたが真実のあなたを取り戻すことで、あなた自身の定義と、あなたと世界の関係の定義が、根本から変革されるのを助けるのです。あなたは、あなた自身を、かつては、吹けば飛ぶような存在で、愛くるしさも能力も無く、矮小でか細く感じていました。あなたは、私の助けをうけて、あなたの内面が完全に変容します。あなたは、自身を、雄大で力強く、誰からも尊敬される存在として感じることが出来るようになります。
こうなると、あなたが、これまでに問題視していた何かが、全く問題では無いように映るようになります。問題であったことを、あなたが何ら気にかけなくなると、あなたがその問題を無害化しようという努力をすること無しに、それは、ごく自然に霧散していきます。私は、あなたの問題、そのものに対して闘いや変更を挑むことなく、あなたの自己変革により、それが自然に消えてなくなる課程を、私は提供しているのです。
私は、前掲のバーバラ・アン・ブレナンが言うところの、悟りの副次的効果で得られる癒やしを提供しているのです。
ここで、なぜ、あなたがかつて問題だと感じていたことを、気にかけなくなると、その問題が自動的に霧散していくのか、解説します。
例えば、あなたが恒常的な偏頭痛に悩んでいるとしましょう。原因不明で、頭痛薬や医師にもかかっていますが、なかなか治りません。エナジーヒーラーや気功療法師には、頭部(特に第六チャクラや第七チャクラで)に、暗い雲のようなエネルギーの塊があるために、エネルギーが滞っているのが分かります。そこで、頭部にむけて、高周波で高速の波動を流し、その暗い雲を洗い流します。そうして、あなたは、一時的な頭痛の軽減を経験します。
これに対して、私は、上述したように、あなたの頭部の暗い雲のような邪気自体に、特別な処置を施しません(注:必要であれば、私はそれに対して浄化を行います)。私は、あなたの意識を、あなたの魂に連結することで、あなたにあなたの無限性と永遠性を味わってもらいます。
無限性と永遠性が、本当のあなた(真我)であることを感じていただけると、「頭痛で悩んでいる自分」は、「本当のあなた」では無いことが分かります。
「なんで私はこんな頭痛を体験しているのかしら?」「どうしたら治るの?」「もし、この頭痛が重病のサイン、例えば、脳腫瘍のサインなのだとしら、私は死ぬのかしら?」という懸念を発しているのは、あなたの自我であります。これに対し、あなたの魂自体は、全てを包括する精神なので、痛み自体を認識しますが、それについて何の解釈もしません。魂は、「あー、頭が痛いな」と思うだけで、それ以上でも、それ以下でもなく、痛みについて何の意味も見出さないのです。魂は、痛みをただ見ているだけの傍観者であります。
あなたは、原因不明の頭痛を体験している時に、「もしかしたら、私は死ぬんじゃないかしら?」と、無意識の内に怯えているのです。この無意識の怯えこそが、あなたのエネルギーシステムを不健全にします。オーラやチャクラの形を歪め、硬直化させて、エネルギーの流動性が著しく低くなります。この柔軟性と流動性を失ったエネルギーシステムが、上述の暗い雲のエネルギーがあなたの頭部に居座るのを許してしまいます。
ここで、あなたがあなたの魂と融合した際には、あなたは、痛みを認識するけれども、痛みについて何の評価もしない意識状態に移行します。痛みが、あなたにとって何も意味を持たなくなるのです。自動的に、あなたは、「このまま、頭痛が治らなかったら私は死ぬんじゃないか?」という潜在意識下の恐怖を超越します。
この精神状態になると、あなたのエネルギーシステムは、完全に開かれた状態になり、柔軟性と流動性を取り戻します。渓谷の激しい流れの川においては、何の汚染も残らず、全てが瞬時に洗い流されるように、前述の頭部の暗い雲のようなエネルギーの塊は、そこに留まれなくなり、自然と流されていき、消えて無くなるのです。
あなたが内なる霊的真実を体験し、これまで問題だと感じていたことを、何ら気にかけなくなると、その問題を解消しようと努力することなく、その問題自体が自然と霧散していくのは、上記のように、あなたが魂と融合した状態においては、常に、エネルギーは活発に流れるので、どんな邪気でも、その姿、形を維持できなくなるのが理由です。
エナジーヒーラーや気功療法師は、あなたの問題を起こしているエネルギー的な構造や停滞を、波動的な変更を起こすことで解消します。それに対して、私は、問題自体を変更することをしようとはしません。私の助けを得て、あなたは、内面の劇的変換、いわば、生まれ変わりを体験するのです。自己定義と世界の定義が、根本から変わります。そうして、これまで問題であったことが、全く問題で無くなるのです。そのように感じられるようになると、問題は、それ自体により、自然に霧散していきます。
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